突然ですが、私は高校時代演劇部に所属していたこともあり、たまに演劇熱がたぎります。
もうやめちゃったし、公演する側に回りたいという欲望もあまりないのですが、たまに演劇にはテンションがあがります。
公演チケットを取って見に行くことはほとんどありませんが、無料公演見に行けたら行く程度。
本当に「見ない人よりは見る」程度のものですが、演劇知識はあるつもり←
で、突然演劇が見たくなったので劇/団/☆新/感/線のDVDを三枚購入しました。
いわゆる衝動買いってやつです。
2万円吹っ飛びましたよ。
ちなみにラインナップは「野獣郎見参」「五右衛門ロック」「蜉蝣峠」となりました。
野獣郎は高校の時にBS放送かなんか録画したんだけど、パッケージの堤/真/一がカッコよすぎて新たに買ってしまった。
今日はその買ったDVDについて感想を書いていこうと思います。
ちょっと記事分けます。
「野獣郎~」
これはもう、演劇熱最盛期に見た思い出の作品でもあるんですがやっぱり今見ても凄い。
この殺陣のシーンが超カッコイイんだ。
OPから殺陣&歌でテンションバリ上げ!!といった始り方で、その殺陣のかっこよさにまず引き込まれる。
堤さんの殺陣が最初っから最後までかっこよすぎるww
歌がまた良曲で、OPのこの曲だけはカラオケに入っているので時々歌う。テンション上がる!!
新/感/線はこの劇で初めて見たんですが、殺陣の構成がもう、私らがやってたものと全然違って、とても衝撃的だったのを覚えている。
「台詞のときにだけ音量を下げて、それ以外はガンガンに音量上げる」とか「刀合わせたときに効果音入れる」とか全然やってなかったもん。
それ以降、私たちの中で戦闘シーンのBGMはメタルで行くぜ!!みたいなノリがはやった。
影響されまくった。
素人劇だから限界があったけど、それでも出来る限り取り入れた。
そういう意味でも思い出深い作品。
ギャグパートもシリアスパートもとにかく全力で絶対に見てて飽きない。
「男は殺す女は犯す金に汚く己に甘く、傍若無人の…物怪野獣郎」とか名乗り文句とかの語感とか、台詞の端々がとっても秀逸で思わず真似したくなる。
中島かずき凄い。
そしていのうえひでのりも凄い。なんでこんな演出思いつくの。
あと武器の構造とか、小道具とか、手にとってじっくりと見てみたい。
作りこんであると思う。
ドリルとか本当に細かいギミック入ってて、凄いと思うんだ。
直接話には関係ないのに、そういうとこまで手を抜いてなくて、だからこその完成度で、とにかく感嘆しっぱなしの二時間半だったなぁ。
話なんかは王道的展開も含むんだけど、それを全力でやるとわりと気にならないもんですね。
悪者退治、とか臭い台詞とか、ギャグにしろシリアスにしろそれで全力出し切ってるとさらりと見れちゃうんだなぁと思う。
ぐさりと来る台詞も多くて、人の内面も結構浮き彫りにされてる感じ。
あと美泥さんと野獣郎の関係性とかがモロ好み過ぎてヤバいのですがww
野獣郎を恨んでいる美泥さんとそんな美泥に惚れてる野獣郎とか大好物すぎる。
男女間でただラブラブVvとかっていうんじゃなくて、そういう過去とか内包しながら一緒にいる感じがもいう堪らない。
「地獄の果てまで喰らいついてやる。その首を落とすのは、アタシだからねぇ」とかいう最後の台詞とかマジかっこよすぎます美泥さん。
この舞台マジで台本読みたい……。
次回は「五右衛門ロック」について書きます。
[0回]