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お前が何なのかを暴きだせ。

ジョジョに萌えたり、その他観劇、読書などの覚え書き。
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二条、積ん読を崩すの巻 その一

部屋を掃除したら「自覚していた積ん読」と「忘れていた積ん読」とが大量に発見されたのでちまちまと崩していこうと思います。
第一段階として比較的最近買った東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」というミステリを読破。
久しぶりに連作短編のミステリを読んだ。
連作短編だとさくさく読めるからいいですよね。

今回、帯買いをしてしまいました。

やっぱ下手な文句書いてある帯より、単純に本文抜粋の帯の方が往々にして効果絶大だと思います。

「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」


この帯を見て買わざるを得ないと思いました。
そうですよね、こういう慇懃無礼な罵倒に惹かれる女子は多いはず(偏見)。
「お嬢様刑事と頭のきれる執事」というのがこの連作短編の主役。
とにかくこの執事が生意気。
だがそれがいい。
「生意気な部下」「生意気な美少年」「生意気な年下」……などまぁ目下の存在が生意気、というステータスは二次元界において結構高いのである。
この東川さんはラノベ系作家ではないけど、いい感じでオタク脳を刺激するキャラ設定です。
執事で慇懃無礼ときたもんだから「あまりに狙いすぎだろ!?」と思う方も多いかと思われます。
実際私も「黒/執/事」が頭をよぎりましたし。
でも私の脳内で「黒ryはファンタジー、これはミステリ。そしてミステリとは往々にして探偵役が助手役を小馬鹿にするものと相場が決まっている。ならばこの設定も、読者に媚びてのことではあるまい」という理論にならない理論を展開し、欺瞞という名の自己完結をし、会計に至る。

でまぁ前置きが長くなりましたがこっから感想。

ツンデレお嬢とSっ気ある執事の掛け合いがテンポよくてさくさく読めました。
実際に読まないとこの執事・影山のウザは伝わらないと思います。
ムカつく……でもその台詞にニヤニヤしてしまう……。
しかもそれで、お嬢様刑事とお坊ちゃん警部の二人で迷走しまくっていた事件を華麗に解決させるんもんだから読んでて爽快です。
コミカルタッチだからさくさく読めるし、推理小説としても本格派で満足できる作品。
こういう、軽いタッチだけど本格推理物っていうミステリは大好物なので大変ドツボでした。
あ、これ、連ドラに出来そうだな……。
このまま売り上げ伸びたらどっかの局がやりそう。
東川さんの本はちょっと集めてみたいと思った。
あとのはシリーズものが多いみたいだけど、まぁとりあえず探してみよう。

引き続き、積ん読を崩します。

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