写真のような代物を衝動買いしたので語る。
BJ文庫全巻セット、一万円。
行きつけの本屋で入荷されていたのを偶然見つけて思わず買ってしまいました。
BJは好きなんだけど、全巻読破したのは友人に借りてだったので、自分で買おう買おうと思っているうちに年月が過ぎてしまいました。
ここで出会ったのも何かの縁だろうと思い、ひと思いに買ってしまいました。
5年くらい前にやったアニメは結構好きでした。
TV放送もちょいちょい見てたんだけど、特に前身であった二時間スペシャルのやつが印象深かったなぁ。音楽もかっこよかった。
正直TVシリーズよりこっちの方が好きなので、今DVDも買ってしまおうか検討中である……。
このときの話のチョイスがよかったんだよ。
本間先生の「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」っていう台詞はやっぱいつ読んでも心打たれる。
特にこのアニメで見たときは衝撃だった。
本間先生……(´;ω;`)ブワッ
あと
こっちの記事で語ってた「二人の黒い医者」のラストの台詞も好きですね。
「それでも私は人を治すんだ 自分が生きるために」って台詞は力強いようでものすごく切ないと思う。
自分自身のアイデンティティについて考えてしまう。
BJ読んでるとホントに胸を締め付けられるシーンが多くて困る。
ラストあたりで先生が悔しがって机叩いたり、うなだれたりするシーンなんか特に。
反対に、先生が拷問とかリンチにあってボロボロになってるシーンは何故かときめk(ry
手塚先生の作品て基本的に考えさせられる作品が多いけど、ことこの作品では生死についてはもちろん人の心を抉るような台詞が多いよね。
社会的には正義ではないけれど、人間的には正しいと思うんだよね、先生の信念は。
いやまぁ、復讐が視野に入ってるから決して正義のヒーローとは言い難いけど、それでも悪人ではない感じ。
ていうか先生は普通に顔も心も声(ていうか大塚さん)もイケメンだと思う。
ダークヒーローって分類になるんだろうか。
手塚先生の主人公はダークヒーロー系も多いからなぁ。
「七色いんこ」とか「どろろ」もそんな感じだよね。
っていうかなんで私が持ってる手塚作品はそんなんばっかなの。あと「MW」か…ああ、ますます違う……。
全部いい作品ですけども!!こうやって思い返してちょっとへこんだよ。
べつにそういう作品ばっかりってわけじゃないだろ、手塚先生。
「ジャングル大帝」とか正統派(?)な正義側の漫画がない……。
買いたいんだよ、ジャングル大帝は。
「七色いんこ」は演劇の話なんだけど、私が高校生の時演劇部をやっていたので買ったのですよ。
古典系の劇のあらすじがさらっと頭に入ってくるので大変役に立った。
で、物語の筋もいい。
鳥アレルギーの伏線回収とか感動だった。
「どろろ」は映画化に合わせて原作を読んだけど、百鬼丸とどろろの関係性がツボだった。
映画の方も、あれはあれで敵のCGなんかも綺麗で良かったと思う。
「MW」も映画に合わせて原作を買ったけど、映画では同性愛の描写がなくなると聞いて映画を見る気力を削がれてしまった。
あれだけ「禁忌」のつまった作品から同性愛の描写とったら意味ないだろ……!!
手塚作品自体に初めて触れたのは小学校の時だったなぁ。
図書室に「火の鳥」があって読破した。
今思うと、よくあんなの小学校に置いてあったな。
訳も分からず読んでた節があるけど、今思い出すと結構ベビーな話あったぞ……近親相姦とか。
「クローン編」は個人的にトラウマだった。
今思うと結構深い話なんだが。
「太陽編」とか「異形編」好き。
これもまた自分の本棚に並べたい作品である。
小学校卒業以来、母の実家にあったりして自分で手を出す機会がなかったけど、やっぱり自分の本棚にも欲しい。
今回はこれくらいにしておく。
またBJ先生とかキリコについて語るかもしれない。
[0回]