最初に小説の話をざっと書いておこうと思います。
基本的にミステリかラノベを買うことが多いです。
中でも多感な時期に出会った乙一は今でも自分の中で断トツに好きな作家ですね。
文庫や単行本として出ている中では「天帝妖狐」とか「失はれる物語」に入ってる短編なんかが特にお気に入り。
「ファウスト」というノベル雑誌に書かれている短編も、単行本になっていないのが本当にもったいないと思う。
「叙述トリック」というものに初めて出会ったのが乙一だったからっていうのもかなり影響しているんだろうけど、とにかく読了後に打ちひしがれてしまったのを覚えています。
登場人物に共感出来る部分が多かったっていうのもある。
色んなところで衝撃だった。
それまでも「本」は好きだったけど、積極的に金払って自ら買ったりはしなかったけど、それくらいから本に対する出費を惜しまなくなりました。
まぁそのおかげで今現在本が私のワンルーム生活を圧迫しているわけですが……。
でも多分乙一に出会ってなかったら創作なんか始めなかったと思うし、本格的に本を読むってこともなかっただろうし、色んな意味で私の原点だったかなという気がします。
他に新作が出るたびに大体買うって作者さんは米澤穂信とか西尾維新とかかな。
あとSF作家の山本弘さん。
SFってジャンルにはあまり手を出していないけど、この人の作品は人の心を抉るけど最後にちょっとあったかくしてくれるような気がします。
「詩羽のいる街」という作品がオススメ。
それから作家作品を網羅してるわけじゃないけど、シリーズで集めてる作品は東野圭吾の「ガリレオ」シリーズ、畠中恵の「しゃばけシリーズ」、松岡圭祐の「万能鑑定士Q」とか。
最近京極夏彦の作品に手を出し始めています。
古典的なミステリ作家ではアガサ・クリスティが好きかも。ポワロシリーズは主役よりヘイスティグズが好き。
純文学では芥川龍之介が一番好きですね。
特に「葬儀記」とか「MENSURA ZOILI」とか「或旧友へ送る手記」なんかが好きなんだけど、あんまりさんどうしてくれる人はいない。
なんで……orz
坂口安吾とか、中島敦も割と好き。
特に坂口安吾だと「夜長姫と耳男」は名作だと思うんだ。
野田秀樹が舞台化してる「桜の森の満開の下」作品もいいけど、舞台では上の話もだいぶモチーフになっているんだよね。
ざっと小説の嗜好をまとめるとこんな感じ。
次回は漫画の趣味嗜好をまとめます。
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